京都の染めもん屋 そめたろ

オーダー前の注意点

当社では製作を進めるために必要な情報が7つあります。
この他、防炎加工、撥水加工などの二次加工に関してのご希望等もお伺いいたします。
お客様に安心して長くご使用いただけるように、ご予算や設置場所、使用目的に最適の
生地や染色方法を選んでご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

色の指定に関して:色指定がある場合

コーポレートカラーなど、厳密な色指定がある場合には、色のサンプルとして過去の製作物や印刷資料などをお送りいただくか、下記のカラーチップ等をご覧いただき色番号をご指定ください。下記にない場合やチップの経年劣化等がご心配な場合はカラーチップをお送りください。

[対応カラーチップ:当社保有カラーチップ(2020年7月現在)]

・PANTONE 1〜732C、1205〜5875U
・DIC part1,2 18版、19版
・DIC日本の伝統色 7版、8版
・DIC中国の伝統色 1版、3版
・DICフランスの伝統色 1版、4版、5版
・日塗工カラー 2007年D版、2015年H版
・TOYO 94 CF0001〜CF1050
・TOYOINK 10版 CF8001〜CF8700
・西陣 No.1〜No.18
・九染連 旗の色 1〜42
・全染研カラー 1〜4版

※全染研カラーとは?
全染研カラーとは全国青年印染経営研究会という組合が発行しているカラーチップ帳を指します。
印染(サインやロゴなどを染めること:しるしぞめ)に適した濃度の高い色が多いのが特徴です。
木綿の生地に染色された色見本として色番号がついており、ご指定いただく場合にイメージしやすい色帳になっております。

 

ご希望の方には、一冊@3,500円(消費税・送料別)でお届け可能です。

色の指定に関して:色指定がない場合

赤、紺、緑など特に厳密な色の指定がない場合は当社で一般的な色をお選びします。

Q:データの色をそのままプリントできませんか?

A:パソコンなどのモニターを介して見る場合のデータの色は、基本的にRGB(光の三原色)で作られており、プリント時にCMYK(色料)値に変換される仕組みになっています。よって厳密には色が変わってきます。

Q:どんな色でも染色が可能ですか?

A:染色方法によって苦手な色もあります。例えば、ポリエステルを染める染料全般で鮮やかな青色等、出にくい色もありますのでご相談ください。

Q:金や銀で染めて欲しいのですが?

A:金、銀の染料はありませんが、顔料によって金や銀を染めるか、ポリエステルでは、光沢のある生地に鼠色や黄土色を染めることで表現が可能です。

 

Q:以前に製作したときの色情報は残っていますか?

A:過去10年程度の染料や色データは保存しています。染色工法によっては染料の廃盤等の理由により、再度色のサンプルを必要とする場合があります。

Q:過去に染めたものがありますが、生地を変えて再製作したい場合の色味は同じになりますか?

A:生地によって色の見え方が変わります。改めて当社で色合わせをします。

Q:白で染めることは出来ませんか?

A:当社では白い生地を使用して染めますので、白以外の色を染めることが原則となり、白色は生地の色となります。ただし、場合によっては先染め生地に白い顔料でプリントすることは可能です。

Q:色はどの程度長持ちするでしょうか?

A:ご使用の状況や保管方法、使用した染料または顔料、色の濃度により色の長もち度は違います。出来るだけ長もちさせたい、以前製作したものがすぐに色あせたなど、お困りの場合はご相談ください。

色指定で特に注意が必要なこと

DIC日本の伝統色第8版に要注意!
8版より以前のものと8版とでは、同じ色番号でも色味がかなり違います。
当社に8版はございますが、原則として4版のもので色データを管理しています。

もし8版での色指定をご希望の場合はご注文時にご指示ください。

色校正に関して
※色校正は有償のサービスです。

当社ではご指定の生地に対し、確実にその色の再現が可能か不安なお客様のために色校正をお出しすることが可能です。色味の確認のみか、現物を製作しての色校正かによって費用と製作日数が変わりますので、窓口でご相談ください。ただし、本染めの色校正は、使用する色や製作中の様々な条件によって(温度や湿度等)厳密には色校正と本製作時に色の差が出てしまう可能性もありますので、事前にご相談ください。

生 地

生地は何を選べばよいですか?

当社では美しい染色を目指して常時90種類ほどの生地在庫から、お客様のイメージに合った素材のご提案をしております。また、各種生地サンプルをご用意しますので、実際に手にとってご覧いただけます。サンプルは染色前の白生地と実際に染めたものがございます。生地によっては欠品している場合がございますのでご了承ください。

  

染色サンプル帳

両面昇華転写の染色サンプル帳は、在庫している豊富なポリエステル生地を網羅しています。
ポリエステルには木綿風や絹風、麻風、アクリル風など織り方や糸の形状の違いによって様々な見た目の生地があります。ご希望の方は1冊3,500円(税抜)でお求めいただけます。

※当社オリジナルの昇華転写染色サンプル帳は社内での手作り製作のため、在庫が無い場合はお待たせする可能性があります。
また、生地は廃盤になることもありますので、あらかじめご相談ください。

  

デザイン

1:デザインが決まっておりデータのご用意がある場合

illustratorなどのアウトラインデータでのご入稿が一般的です。またJPGなどの画像データでのご入稿も可能です。入稿データを元に染色に適した製版用データや出力用データなどの色調補正を行います。メールやデータ転送サービスをご利用ください。

2:デザインは決まっているが画像データ(JPG、TIFFなど)しかない場合

デジタル染色の場合、データの画質や解像度によってはそのまま使用できる場合もあるのでご相談ください。
本染、顔料プリントの場合は画像データを元に当社でアウトラインデータを作成する必要があります。
粗すぎる画像は使用できないことがありますが、その際は当社よりご相談申し上げます。

3:ラフデザインは決まっているがデータのご用意がない場合

データが無い場合は、ラフデザインやスケッチ、イメージ等を送って頂ければ、お客様と相談のうえ当社のデザイン室にてデータを作るサービスもございます(有償)。簡単なロゴマークや文字の配列等はそれぞれのアイテムに適したバランスでご提案いたします。

型代(版代)について

従来の大量生産型の染工場では染色工法によっては型代(版代)を請求される場合もありますが、当社では不要です。その代わり型(版)の保管は原則いたしません。リピートオーダーの際には、再製版を行います。そのため、データ作成が必要な場合のみデータ加工賃等をお願いすることがございます。

数 量

一枚から発注できます!

当社は超小ロット多品種の製造工場です。経済ロット(お手頃なお値段になる数量)としては5枚〜10枚程度以上のご注文で単価が下がります。洗い替え等で将来的に同じものが必要となる場合はお見積り時にご相談ください。

サイズ

工法ごとに違う製作可能なサイズについて

当社ではどの工法も基本的にW巾(約150cm弱)の生地巾に対応する設備を有していますが、長さ方向には各々の工法で最大加工サイズが違います。下記は原則的に一巾(一枚もの)で加工できる最大サイズの目安となります。

※ご希望の製作サイズや生地、デザイン等に適した工法をご提案いたしますのでご相談ください。
※∞cmとしておりますが、生地一反の巻きや転写紙の巻き一反までで、一旦切れてしまうことはあります。
※ちりめん生地など他の生地に比べて伸びる性質のある生地は、加工最大サイズが小さくなります。

商品ごとの一般的なサイズについて

当社の主力商品の一般的なサイズのラインナップです。基本的に生地巾の規格に由来しており、幕やのぼり、暖簾(のれん)などは取り付ける建物との関係によってサイズが違います。

旗の基本形は、縦:横=2:3または3:4の比率が基本形です。また当社の仕様では150cm以上の高さの旗は中央で巾を継ぎます。以下は3種類の旗の基本サイズ表です。

現代の建築感覚に応じて必要なサイズに製作しますので特に決まったサイズはありません。
一般的なサイズを用途別にご紹介します。

横幕、神社幕、門幕は、生地巾のたてと横の間数で決まります。
一間(いっけん)は180cmです。

神社の祭礼などのシーンで使われる奉納のぼり等の基本サイズは三巻縫製または耳遣いが基本サイズになります。
耳遣いとは:生地の端に三巻縫製などを施さず、生地の端の丈夫なところをそのまま活かして使用すること。

縫製方法

旗の縫製について

一般的には左側に合皮の白レザー・ハトメ・スピンドル紐が付き、周囲が縫製された仕上がりになります。




旗の大きさによってレザーの箇所が異なります。下記表を参照ください。
レザーやハトメ位置(基本は左側に取付)のご指定や数を増やすことも可能ですのでご相談ください。


※ただし使用する生地の幅によっては継がないと足りない場合もあります。

旗の補強について

経年劣化により、ポールと反対側の旗の端に負担がかかり破れてきます。
ご要望に応じて、少しでも長持ちするように補強縫いを承っております。

のれんの縫製について

のれんには上部に棒を通す部分があり、2パターンの縫製方法があります。




神社幕の縫製について

幕の上部に共チチを付けるのが一般的です。のれんと違い、棒ではなく幕紐を通して使用されます。
基本的に紐を通す仕様の為、チチのサイズはお任せいただいております。

チチの取付はすべてミシン仕立てとなります。

 


納 期

基本的な製作納期について

ご発注、ご入稿時から納期を数える場合は下記が目安となります。

その他のご相談について

染めたものの耐久性や二次加工等、その他、慶弔等の熨斗、箱入れ等のご相談も承ります。
何なりとご相談くださいませ。

入稿データについて

1

Illustrator または Photoshopで作成したデータをご準備ください。
[.ai、.pdf、.jpg、.tif、.epsなどの拡張子がついているデータ]
※ExcelやWordに貼り付けられたデータやPowerpointのデータ等は
 参考資料としてお預かりし、データ製作費は別途必要となります。

2

フォントはアウトライン化をしてください。

3

デザインデータが無い場合はご相談ください。デザイン制作のお見積りを致します。
既存画像等からのトレース作業については別途作業費用が発生します。(3000円〜)

4

画像データは200~300dpi程度のものをご準備ください。

5

デザインは仕上がりサイズに対して2~5センチの塗り足しデータを作ってください。
「縫いしろ」や「断ちしろ」を確保するために必要となります。

6

細かすぎるデザインは工法によっては表現が難しい場合がございます。
(文字や絵柄が潰れる可能性があります)
転写の場合:1ミリ程度の線の太さ以下は避けてください。
引染の場合:3ミリ程度の線の太さ以下は避けてください。

7

綿や麻の色の「ぶっつけ/つきつけ」(色と色が接すること)の両面染めは、黒色以外は基本的には白ふち付きになります。
 ※色やデザインにもよるのでご相談ください。

8

グラデーション・写真等のフルカラーの表現については、
「インクジェット染色」または「昇華転写捺染」加工のみ対応可能です。

9

ボーダー柄、額ぶち柄などのデザインは、生地や染色工法により、まっすぐなラインを
表現するのが大変困難な場合がございます。

仕上がり寸法について

1

生地の特性上、伸縮や縫い縮み等が原因でご指定の寸法よりも若干異なることがあります。
1~3%前後の誤差を許容範囲としております。

2

1cm未満での寸法の指定には対応しておりません。

3

ご使用後の伸縮に対しての対応はしておりません。

4

風呂敷や暖簾などの生地の耳(端の厚みのあるところ)を使用する場合は、反ごとの触れ幅
がありますので予めご確認ください。

生地の色や材質について

1 リスク最小限!豊富な在庫生地

染色専用の豊富な在庫生地から、どんな小ロットでも対応出来るようにご用意しております。
当社の在庫生地は全て染色に適した加工が施されています。また、繊維によるムラを防ぐため、
すべて単一繊維にしています。

2 生地の支給(持ち込み)に関して

当社では最適な仕上がりを目指すため、染めに適した生地を専門業者から仕入れています。
市販の生地は染めに適していない様々な加工が施されている理由から、原則、生地の支給(持ち込み)
はお断りをしております。
生地の支給(持ち込み)を希望される場合は、以下の2点をご理解のうえご相談ください。
①染着テスト・発色テスト等に時間がかかる
②うまく染まらない可能性がある

3 生地の問題あれこれ・・・

生地に関して以下の問題点が常時発生しております!製作時には十分注意をしておりますが、
お客様に納期にゆとりを持ってご発注頂きたい大きな要因となっております。

アフターケアについて

↑